皆さんは就職活動をする上で、企業選びの基準をもっていますか?
多くの就職活動生に会ってきて感じるのは、
「はずしちゃいけない」「はみでちゃいけない」というような
「MUST」「NOエラー」の感覚が強い人が多いということ。
結果マニュアル的になっており、
例えば、「みんなおんなじ黒スーツ」の
着用率も上がってしまっているように感じます。
話を聞いてみると、
「だって何から考えればいいかわからないから」という不安から思考停止になり、
すがって「正解は何か」と他者に答えを求めるような考えに陥っているパターンが多いようです。
これは危険です!
世の中やマスコミからどれだけ煽られても、
「学生にとっての就活」の見た目が移り変わろうとも、
「人にとっての仕事」というものが、そんな本質的には変わるものではありません。
自分の適職、ひいては自分の幸せに、
人から与えられるような正解はありません。
あたりまえのことです。
まずは「私はどんなときがHappyか」
くらいの等身大の言葉からスタートして、
「仮のmy基準」をつくっていくことをお薦めします。
そうして、できあがってきた求めたいものに、
「時間軸」という概念を入れて考えてみてください。
すると、だいたい以下3つに大別されると思います。
1. 将来orすぐにやりたいこと
2. 将来なりたい自分
3. 大事にしていきたい日常
何年後に、「1」「2」「3」どれを目指すことに優先順位を最も高く置くのか。
どれが最も自分がHappyに近づくと思うか。
これを言語化できると、とても大切な軸になります。
これらを自分の「WILL」として、
更に以下のようにブレイクダウン(具体化)していくと、
仕事や場や会社を選んでいく基準が生み出されていきます。
どんな能力を優先的に鍛えるべきか。
どんな経験をより多く積むべきか。
どんなチャンスがある場を求めるべきか。
どんな人と共に過ごすべきか。
何を与えられ、何を与えられないべきか。
こうやって生み出された基準は、
先輩や先生がアドバイスするものとは違う、
全く自分オリジナルの基準になるはずです。
大学の就職率を上げるためや、
モノやサービスを利用させるためや、
自分の存在を誇示するために、
アドバイスらしきものを繰り出してくるような年上に惑わされず、
ただ自分のHappyを見つめてください。
(JIMOS総務人事部 採用担当)