コラム

MOTIVATION

Vol.3 何をしたいか < どれくらいしたいか

vol.2では「何ができるか(CAN)<何をしたいか(WANT)」という話をしましたが、
時折、「就職活動だから設定したWANT」を持った学生に会います。
それは話が違います(苦笑)

「どうせ仕事をするのなら、やりたいことで」
ではない!
本当にやりたいことであることが重要なのです。

言い換えれば、

「仕事はしなくてもいいよ」
という状況になっても、仕事をしたいですか?
そのやりたいことは「仕事をしなくてもいい」と
仮に誰かから保障された状況でも、やりたいことですか?

という質問の答えになるものでないとダメ、ということですね。

我々は、就活に一生懸命になってほしいのではなく、
仕事に一生懸命になってほしいのです。

これ、そもそもなぜかと言えば、
企業が新卒採用を行う理由に行き着きます。

新卒者への期待度合いは、正直企業毎に差はあるものの、
たいていの企業は、大きな期待を持って新卒採用を行います。

何もできない学生を、皆さんを、です。
なぜかといえば、大きくなってほしいからです。
大物に育ってほしい、育てたい、という期待から
まだ何もできない人を採用するのです。

そこそこできるようになってほしい、という期待ならば、
既にそこそこできることが証明されている社会人を中途採用した方が確実です。
ぎゅんと伸びてくれることを期待してこその新卒採用なのです。

断言しますが、この点において、総じて大人は学生よりも本気です。

そうなると、本気で頑張りたいと思っている人を育てたいですよね。
仕事をすると”壁にぶち当たる”その連続です。
大きく育てるには、どんどん壁をぶち当て、
そしてそれを越えていってもらわねばなりません。
でも、本気じゃない人に、頑張れと言うのは、お互いにとって不幸・・・なのは当然ですよね。

だから、本気度が高い人を採りたいのです。
何をやりたいかよりも、どれくらいやりたいかが重要、とはそういうことです。

やりたいことは、仕事を始めて本気で世の中に関わっていけば、
変わっていくし、増えていくものです。だから後でも大丈夫。

最重要なのは「本気度」です。
いわゆる「モチベーションが高い」ということです。

(JIMOS総務人事部 採用担当)

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